SSブログ

ひぃばぁの梅 [日記?]

ひぃばぁの梅が今年もたくさん実をつけましたV(^-^)V

50~60個くらいできました♪

天国のひぃばぁ、喜んでいるかな?

この先は、長くなるのでスルーしてください。

ひぃばぁは、だんなさんのおばあちゃん。
お付き合いしている頃、敬老の日に
ちょっとしたプレゼントをしたことがあったんです。
ほんとに、ちょっとしたもの…なのに、
ひぃばぁは、気持ちが嬉しいと言って、
私にお菓子を買ってくれました


結婚して、子供ができて会社を辞め、
子育てをしながらパートをしました。
(働かざるもの、食うべからず…がしみついて、なんか働かなくちゃっって思うんだよね)
そんな私を、ひぃばぁは『あんたは、えらい。』とよく褒めてくれました。

ひぃばぁが血圧が高いのと、心臓が悪かったので
病院で入院することになりました。
たまたま、私のパート先とひぃばぁの病院が近かったこともあり、
私は、パートが3時に終わると、(用事のないときは)ひぃばぁのお見舞いに行きました。
私は、必ず お菓子(おまんじゅう一個とかプリンとか)を持って行きました。
病院で食べ物の制限はなかったので、季節のお菓子は楽しみの一つになってくれていたようです。
また、私といろいろなおしゃべりをするのも、楽しみにしてくれていたようです。
病院に入院すると、とてもつまらなく、人恋しいと うちのだんなさんも言っていたので、なるべく他愛もない話でも、気がまぎれると思ってちょこちょこと病室を訪れました。
ひぃばぁは、そんな私のことを気遣ってくれて、お茶をいれてくれるんです。
お客さん用の湯飲みなんてないから、プリンのカップとか(笑)
それでも、あたたかいお茶を飲ませてあげようという、ひぃばぁの優しい思いからの行動なんです。

帰り際にいつも私が「なにか、ほしいものとか 食べたいものない?」と聞くといつも「ない」と答えていたひぃばぁでしたが、ある時、「あ~。おはぎが食べたいなぁ。」とリクエストしてくれました。いつも、リクエストしてくれる事がなかったひぃばぁだったので、はっきりと覚えています。

ある日、パートの帰り道(おはぎ)を思い出し、また一個買って ひぃばぁの病院に行きました。病室を訪れると、おばちゃんがお見舞いに来てくれていました。(だんなさんの伯母様)おばちゃんも、たまたま仕事でこっちに来たので顔をだしたのよと言っていました。そして、私に「いつも、ありがとう」と言ってくれました。私が、ひぃばぁのリクエストしてくれたおはぎを差し出すと、ひぃばぁは、嬉しそうに食べてくれました。しばらく、話をして、おばちゃんと私は帰りました。帰り道、おばちゃんが「はっちゃん、ごちそうしてあげる」と言って、おいなりさんをた~くさん買ってくれました。とても嬉しかった。

ひぃばぁとの別れはその何週間か経ったときでした。パートの帰り道、意識のないひぃばぁのベットで、「ひぃばぁ、今から子供たちを呼んでくるから!まっててね。」と少し大きな声で言って、一度家に帰り、子供たちを連れて、病院へ行きました。≪鼻から管をとおしている姿を見せるのはどうなもんか、そういう姿を子供にみせるのは酷なのではないか≫と看護婦さんからも言われましたが、私は、ご挨拶をさせたいと思い、子供たちにひぃばぁの手をしっかりにぎり、挨拶をさせました。「ひぃばぁ、元気になってね。」「また、トランプやろうよ」と子供たちはお話をしていました。そして、「ひぃばぁ、また来るよ。」といって握手をして帰って来ました。(私たちが家族でお見舞いに行くと、必ず、ひぃばぁはみんなと握手をしていたんです。)

私たちが家に着くと、おじいちゃんとおばあちゃんがひぃばぁのお見舞いに行きました。おじいちゃんと、おばあちゃんが出て、1分経つか経たないか 病院から電話がありました。
ひぃばぁが亡くなったと連絡があったそうです。

ひぃばぁが大切にしていた梅の木…枯れそうだったのを、おじいちゃんやおばあちゃんたちと土を変え、栄養をやり、虫がつくのを抑え  大切に育てました。

こんなに実がなったところを見せてあげたかった。


nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog

nice! 2

コメント 4

ryouhin

コメントをありがとうございました、このところ仕事が忙しくてなかなかよそ様のブログをのぞきに行けなかったのですが、この記事、泣いちゃいました。
お嫁さんって血が繋がっていなくても、心の絆で結ばれた暖かいものを感じ「ジーン」としてしまいました。
私も義理の両親とは血は繋がっていなくても、心の繋がりを感じることがあるんですが、最後まで心が通い合える間でいたいものです。
梅干し沢山出来そうですね。実は私も趣味で梅干し造りをするんですよ。(料理好きなもので)今度はっちゃんさんの家の近くを通ったら梅の木を探してみます。
by ryouhin (2007-06-13 23:14) 

SOLE

はっちゃんさんはとても優しい方なんですね。
この記事読んでうるうるしちゃいました(゜-Å)
私も義父との別れを思い出してしまいました。最初はそんなにイタリア語をしゃべれなかった私にいつもゆっくり話してくれて、あまり言葉が通じなくてもにこにこしてくれてました。
↑ryouhinさんが書かれている心の繋がりを教えてくれた人でした。

ひいおばあさんの梅、おいしいんでしょうね!
by SOLE (2007-06-14 02:03) 

はっちゃん。

↓ryouhinさん、コメントありがとうございます。この記事、はずかしかったので、すぐちがう記事をのせたんですが、コメントいただいてありがとうございます。ひぃばぁと過ごした時間を少しでも書き留めておきたくて 書きました。
お嫁にきて他人の家族の中にぽつんと入り、不安や心配があったんです。
だんなさんが「うちのは、料理がへただから…」とか、私のことをあまり良くいわない発言をしたとき
『自分のお嫁さんをけっして悪く言ってはいけない!』
とだんなさんをたしなめてくれました。(だんなさんは、照れ隠しみたいなつもりで言ったらしいんだけど)それでも、ひぃばぁは、そういうことを自分も言われて嫌だったとだんなさんに言ってくれました。私にはとても嬉しい言葉でした。ほんと、その時は涙がでました。ほかにもいろいろなお話があるので、またつづりたいと思います。
ひぃばぁのこと、知っていただいてありがとうございます。
by はっちゃん。 (2007-06-14 20:01) 

はっちゃん。

↓SOLEさん、この記事にコメントしていただいてありがとうございます。(なんか、恥ずかしかったんだぁ)
ただ、ひぃばぁとの思い出を書き留めておきたかった。
SOLEさんのお義父様もひぃばぁと同じ、人間を尊重なさる方だったのですね。きっと、自分の子供(うちの場合は孫)を信じているからこそ、その選んだ人を尊重してくれたんでしょうね。その優しさに感謝ですよね。
私も、心に余裕をもった優しさをもっていたいです~。と思うのですが…なにせ、ネコの額ほどの心なので、まだまだ修行が必要なようです…その理由はまた記事にして吐き出したいと思います…(涙、涙の物語♪ちがう意味でね。)
ひぃばぁのこと、知ってくれてありがとう♪SOLEさんのお義父様のこと知れて良かった。いいお義父様だったんだね、きっと、お義父さまの愛情がSOLEさんの幸せに繋がっていますよ♪頑張ってください♪(盗撮を?笑)
by はっちゃん。 (2007-06-14 20:24) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

遊びも勉強那須の思い出 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。